まりうさぎが書いたもの

好きなもの多めなオタク気質の主(まりうさぎ)による、妄想/考察/感想/レポートを書き留めたブログ。書きたい時にしか書かない。たまにグッズについて載せたり感想文も。

【R・M】デラクルスの家族を考える

※読んでくださる皆様へ前書き※
この記事を書く時点での、私のリメンバー・ミー関連の知識は
○映画館にて日本語版を2度鑑賞
○パンフレット、サウンドトラックの購入、鑑賞
○インターネット記事等の検索
といったものになります。
今後関連書籍等が出てきた場合集めていくつもりですが、現時点で足りていない知識がありましたらすみません…。

考察は全て日本語版に対して行います。

また、感想もたくさん盛り込まれると思います。

稚拙な文章ですが、ご一読いただける方は下へどうぞ↓

 

 

 

 

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今回は、スーパースター(だった)エルネスト・デラクルスについて考えてみたいと思います。

 

実はヘクターの曲を奪っていた!と明らかになるまで、死後もずっとスターだったデラクルス。

「成功するためにはどんな事をしても構わない」という考えを持っていて、家族を1番大切に考えているヘクターとは対照的なキャラクターとして描かれています。

 

では、そんなデラクルスには果たして家族はいたのでしょうか?

 

 

個人的にですが、私は彼には家族はいないと思っています。

その理由として、もちろん 彼の言動や振る舞いから"家族の繋がりを捨ててきた"と分かるという事もありますが、

その他にも

「死者の日」にパーティーを開き、続けてサンライズコンサートを開催している

という事が挙げられます。

 

死者たちにとって「死者の日」は1年で唯一 生者の国に戻ることができる日であり、家族に再び会うことができる本当に貴重な機会なのですが、

そんな日にパーティーをしたり、夜からサンライズ(=日の出)までコンサートを開催したりするということは、デラクルスは1日中死者の国から出ていないし、出る気も無いということです。

 

むしろ、生者の国など全く関係なく 死者の国で思いっきり楽しいことをして盛り上がってやる!という、「死者の日」への反抗心のようなものも感じられる気がします…。

つまり、デラクルスは生者の国への未練や思い入れを一切持っていないと考えられます。

もし家族や子孫たちが居るならば、大事な日にこんなことはしていない筈です。

 

また、ミゲルがデラクルスを訪ねたパーティー会場の建物(デラクルスの家?)には、大量のお供え物がありましたが

これらは全てファンからのもので、家族からというのは含まれていないようですね。(ファンが供えてくれる、といったセリフがあった筈)

 

おそらく世界中の熱狂的なファンが、祭壇にデラクルスの写真を飾ってお供えしているのだと思います。

(写真や祭壇が無くても、お供えが死者の国に届くのか?は今のところよく分からないですね。個人的には届いてもおかしくないと思います…!)

 

 

ただ、そうなると

「あなたの孫の孫です」

と言って突然現れたミゲルを即受け入れたのは何でなの?という疑問が新たに生まれますが

これは単純に、「スーパースターのデラクルスは、生前色んな女性と関係を持っていた」…というのが理由ではないでしょうか。

(あまりディズニー映画にふさわしくない理由ではありますが)

 

デラクルスは全盛期に突然の事故で亡くなっているので、

その当時スターの彼に言い寄られて拒否する女性はほぼ居なかったでしょうし、むしろ女性側から寄ってくるというような状況がずっと続いていたのではないかと思います。

もしかしたら死後もそうだったかもしれません。

 

なので、"関係を持った女性のうちの1人が デラクルスの知らない所で子どもを産んでいて、一族が続いていった"と考えたのでしょう。

 

「私にこんな孫の孫がいたのか…」

 

というセリフは、こう考えると自然ではないでしょうか。

 

 

家族も友人も良心も何もかも全て捨てて、ただひとつスターの座を手にしたデラクルスでしたが

最後はリベラ家の絆の前に、悪事を全て暴かれ 死者の国でも生者の国でも忘れられてしまう最期となってしまいました。

 

ヘクターの汚名が返上されたことで、デラクルスはいずれ2度目の死を迎えるかな…とも思いましたが、

ヘクターの名前が出る度にデラクルスの名前も出ることが多いでしょうし、意外と"完全に"忘れ去られるというのは難しいのかもしれません。

むしろ、死者の国で悲惨な生活になり、いっそ二度目の死で消えてしまいたい…と思っても、そうなるまでにずいぶんと時間がかかってしまうのかも………。

まさに、悪事の報いを受けたという感じですね。

 

 

以上、(脱線した感がすごいですが)デラクルスの家族に関する考察でした。