まりうさぎが書いたもの

好きなもの多めなオタク気質の主(まりうさぎ)による、妄想/考察/感想/レポートを書き留めたブログ。書きたい時にしか書かない。たまにグッズについて載せたり感想文も。

【R・M】哀しきジョローナを考える

※読んでくださる皆様へ前書き※
この記事を書く時点での、私のリメンバー・ミー関連の知識は
○映画館にて日本語版を2度鑑賞
○パンフレット、サウンドトラックの購入、鑑賞
○インターネット記事等の検索
といったものになります。
今後関連書籍等が出てきた場合集めていくつもりですが、現時点で足りていない知識がありましたらすみません…。
考察は全て日本語版に対して行います。
また、感想も多々入ってくるかと思います。
稚拙な文章ですが、ご一読いただける方は下
へどうぞ↓

 

 

 

 

 

今回は、イメルダがステージ上で披露した曲『哀しきジョローナ』について色々と考えていきます。

歌詞はこちらです↓

 

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『哀しきジョローナ (LA LLORONA)』

 

哀しきジョローナ 空のごとく青き

哀しきジョローナ 空のごとく青き

命さえ惜しくはない あなたのためなら

あなたのためなら

 

高き松の木のうえで あなたを捜すの

高き松の木のうえで あなたを捜すの

松の木さえ涙をこぼす 泣く女を見て

松の木さえ涙をこぼす 泣く女を見て

 

心 哀しみに満ちあふれ ひとり堪え忍ぶ

心 哀しみに満ちあふれ ひとり堪え忍ぶ

あなたを想い泣いた昨日 ああ 今日も涙

あなたを想い泣いた昨日 ああ 今日も涙

 

哀しきジョローナ ジョローナ

空のごとく青き

哀しきジョローナ ジョローナ

空のごとく青き

 

命さえ惜しくはない あなたのためなら

命さえ惜しくはない あなたのためなら

あなたのためなら あなたのためなら

Ay Ay Ay Ah! Ha Ha Ay!

 

※公式サントラを参考に、一部カタカナ表記をアルファベットに直しています。

 

ジョローナ(LLORONA)とはスペイン語で「泣き虫」という意味のようですね。

 

映画館では松雪泰子さんの美声に驚いたこの曲…。ウン・ポコ・ロコに続いてこちらもすごく好きな曲です。

最後の方はイメルダからデラクルスにバトンタッチされてしまいますが、そこもまた良し(笑)

シレっとハモりながら入ってくるデラクルス、こいつめ〜と思いつつもさすがスーパースターやってるだけのことはあるな…となってしまい、何やかんやで好きなシーンです(笑)

 

この『哀しきジョローナ』ですが

イメルダが、「昔は夫のギターに合わせて歌っていた」と話していたことや、歌唱シーンでヘクターがギター演奏を合わせていたことから、

最初はこの曲もヘクターの作曲したものかな?と思っていました。

が、イメルダの声優を務められた松雪泰子さんが、インタビューでこの曲について"メキシコの民謡"とおっしゃっていました。

参照→『リメンバー・ミー』の石橋陽彩と松雪泰子が明かすアフレコの苦労 | NewsWalker

 

もちろん 実際にはこの映画のために作られた曲なのですが、設定として「メキシコに古くから伝わる民謡」ということになっているのだと思われます。

なので、こちらはヘクターの作った曲ではないようですね。

歌詞の感じも他のヘクター作曲のものと比べると、どこか古典的な雰囲気があるので

おそらく訳者さんがヘクター作曲のものと差をつけるため、意図的に雰囲気を変えているのかな?と思われます。

(ヘクターがチチャロンの最期のリクエストに応えた『憧れのファニータ』も似たような雰囲気があるので、こちらも民謡なのかも…?)

メキシコでは馴染みのある曲だったので、デラクルスもオーケストラも、イメルダの歌にすぐ対応できたということなのでしょう。

 

また、ミゲルに呼びかけた時や、ステージで急に歌うことになった時 とっさに出てきたのがこの曲だったことから、

イメルダにとっては1番得意であり、思い入れがある曲だったと考えていいかと思います。

ヘクターもギターですぐ演奏できていたので、

おそらくヘクターが家を出る前、一緒に歌っていた曲なのでしょうね。

 

また、夫がいなくなった後 イメルダは音楽断ちをしてしまいますが

イメルダの状況にまさにぴったりとはまる この曲の歌詞に、自分を重ねて考えたこともきっとあっただろうと思います。

だからこそ、とっさに歌えるくらい思い入れのある曲になったのだと…。

靴職人になり、家族を支えながらどんな思いでこの歌を思い返していたのかと考えると、胸が苦しくなります………

でもその分、歌唱後嬉しそうにしている2人にとってもきゅんとするのですけれど(^^*)

 

…なんだかほぼ妄想状態ですが(汗)

哀しきジョローナに関連する超個人的な考察でした!