まりうさぎが書いたもの

好きなもの多めなオタク気質の主(まりうさぎ)による、妄想/考察/感想/レポートを書き留めたブログ。書きたい時にしか書かない。たまにグッズについて載せたり感想文も。

【R・M】ウン・ポコ・ロコのことを考える

 

 

※読んでくださる皆様へ前書き※
この記事を書く時点での、私のリメンバー・ミー関連の知識は
○映画館にて日本語版を2度鑑賞
○パンフレット、サウンドトラックの購入、鑑賞
○インターネット記事等の検索
といったものになります。
今後関連書籍等が出てきた場合集めていくつもりですが、現時点で足りていない知識がありましたらすみません…。

考察は全て日本語版に対して行います。

また、感想もたくさん盛り込まれると思います。

稚拙な文章ですが、ご一読いただける方は下へどうぞ↓




 

 

今回は、ミゲルとヘクターが一緒に歌った曲

『ウン・ポコ・ロコ(UN POCO LOCO)』について考えてみました。

歌詞は以下の通りです。

 

 

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『ウン・ポコ・ロコ(UN POCO LOCO)』

 

Aaaaaaaay-ay!

空の色は Ay mi amor, ay mi amor (ああ僕の愛する人よ、愛する人よ)

赤色と言う Ay mi amor, ay mi amor

靴を置くのは Ay mi amor, ay mi amor

頭のてっぺんと言う Ay mi amor, ay mi amor

 

君はね un poco loco (ちょっとクレイジー)

ちょこっとね 変なの

君が言うとね なぜか信じちゃう

素敵なことさ

僕だって un poco loco

 

そう locoな君が 僕をおかしくする

訳がわからず 気ままで自由

頭ぐるぐる

君は un poco loco

 

" 彼は un poco crazy 頭ぐるぐる

  彼は un poco crazy 頭ぐるぐる

  彼は un poco crazy 頭ぐるぐる

  彼は un poco crazy 頭ぐるぐる "

 

Un poqui-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-ti-to loco!

(ほんのほんのほんのちょっとだけクレイジー!)

 

※公式サントラ歌詞を参考に、カタカナ部分を原曲のアルファベットに直し、()内に日本語訳を書いています。

 

 

ウン・ポコ・ロコ(Un poco loco)とは、

スペイン語で「ちょっとクレイジー」という意味だそうです。

ちなみにGoogle翻訳で検索すると、「少し狂った」と出てきます(汗) 結構強めの言い回しということでしょうか…。

歌詞の中では割と広く解釈され、"自由奔放"のような意味合いで使われているみたいですね。

 

この曲は、リメンバー・ミー初鑑賞の際、ミゲル役 石橋陽彩くんの歌声があまりに澄んで美しくて、衝撃を受けたと同時にとても大好きになった曲です!

ヘクター役 藤木直人さんとの2人のハーモニーも、聴いていてすごく心地がいいですよね。

お互いにちょっとどうかな…と思っていた相手と、一緒にやってみたらすごく楽しいことが起こった!という、ヘクターとミゲルの心が通じ合っていくのが素敵なシーンです。

(あと超個人的ですが、「君は un poco loco」の時、ヘクターがミゲルに指をクルクルするジェスチャーだけで"回って!"と伝える所がすごく好きなんです…!!!あの絶妙な阿吽の呼吸がたまりません…!)

ちなみにヘクターのダンスは、「サパテアド」というメキシコのダンス様式だそうですよ。

 

さて そんなこの曲ですが、

リー・アンクリッチ監督がTwitter上で

「ヘクターが作詞作曲を手がけた曲である」という裏設定を公表しています。

さらに、

「ヘクターがイメルダのために作った曲」であること、

「歌詞はイメルダを意識して書かれている」ことも明かされました。

 

ヘクターがいつ作った曲なのかは分かりませんが、ミゲルや観客がよく知っていることから、ヘクターの死後 デラクルスが自分の曲として世に発表したものなのだと思います。

 

劇中でのイメルダは、

とにかく肝っ玉かあさんというか 家族を守るために強くあろうとした女性として描かれ、気の強い所が色んなシーンで見られましたが

歌詞を見ていると、自由気ままで無邪気な一面もあったのかな?と思われますね。

2人が結婚する前か、結婚してすぐの ココが生まれる前くらいのイメルダをイメージしているのかもしれません。

というか イメルダが家族を守るために奮闘し始めたのはヘクターが出て行ってからだったようなので、そこから性格が変わっていったのかな…とも考えられますね。

気の強い性格になっていったのを、死者の国で再会するまでヘクターは知らないままだったのかも…?

 

となると、やっぱり作曲したのは家を出た後だった…と考える方が自然でしょうか。

 

仮にイメルダが以前からこの曲を知っていたとしても、

ヘクターが居なくなった後 音楽断ちをしてしまったので、デラクルスが曲を盗んだことには気づかなかったでしょうね。

 

"イメルダのための曲"だと思って改めて聴くと、

Ay mi amor, ay mi amor (ああ僕の愛する人よ、愛する人よ)

という歌詞がジーンときます…。

ヘクターとイメルダ夫婦、とても大好きなので 今後も色々と考えていきたいと思います。